ラーメン店「ramen club トトノエ」(葛飾区東金町1)が4月2日、葛飾・金町にオープンした。
店主の高橋渉さんはフランス料理店で働いていたが、日本らしい料理としてラーメンを海外で振る舞いたいという思いから、都内のラーメン店で修業。その後、旅行でよく行っていた沖縄にしょうゆラーメン文化を根付かせたいと考え、2019年、沖縄で「麺処 わた琉」をオープンした。昨年6月、沖縄にしょうゆラーメンの店が増え始めたことをきっかけに閉店。東京に戻り、同店オープンに至った。
「鶏と魚介のうまみを感じることができる」というしょうゆラーメンを提供する同店。メニューは「醤油(しょうゆ)ラーメン」(800円)、「味玉醤油ラーメン」(950円)、「特製醤油ラーメン」(1,150円)のほか、沖縄文化を継承し、しょうゆラーメンと合う味に改良した沖縄の炊き込みご飯「じゅーしー」(150円)と「肉玉じゅーしー」(350円)を提供している。
今月25日から「昆布水つけ麺」(1,050円)、「味玉昆布水つけ麺」(1,200円)を提供予定で、5月中には「特製背脂中華そば」(1,150円)も提供するという。現在、店内はカウンター8席だが、新メニューの追加に合わせて席を増やす予定。
「昆布水つけ麺」は、しょうゆベースのつけ汁に、昆布水に浸された麺の組み合わせ。つけ汁を使わなくてもうまみのある麺に、レモンで味にアクセントを加えることもできる。つけ汁を昆布水で割るスープ割りも用意する。高橋さんは「提供開始時には、もっとおいしいものになる」と意気込む。
高橋さんは「トトノエのラーメンは店名の通り、心も体も整うようなラーメン。葛飾にはまだない系統のラーメンだと思う」と言い、「金町は若い人が多く、食の感度が高い人が多い。あまり告知していないのにプレオープン時にはたくさんの人が来てくれた。金町の人は新しい店に積極的に来てくれる印象がある」と喜ぶ。
今後について、「地元に愛される店になるように頑張っていきたい。これから販売する昆布水つけ麺も、背脂中華そばも魅力的なものに仕上げるので期待してほしい」と呼びかける。
営業時間は、11時~14時30分、18時30分~21時30分(木曜は昼営業のみ)。月曜定休。