亀有のすし店、閉店後にW杯応援イベント開催へ-ファンと喜び共有

店舗前には特製のフラッグも。「常連客には何屋だかわからない、と笑ってくれる」と笑顔で話す岡部さん。

店舗前には特製のフラッグも。「常連客には何屋だかわからない、と笑ってくれる」と笑顔で話す岡部さん。

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 亀有のすし店「太助すし」(葛飾区亀有3、TEL 03-3603-9262)は、日本時間6月6日に行われる「2010 FIFAワールドカップ」アジア最終予選の日本代表×ウズベキスタン戦の応援イベントを開く。

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 イベントは店長の岡部さんのアイデアによるもの。同店の営業は23時までに終了し、終了後にイベントを行う。当日はプロジェクターを用意し、試合の模様を放映する。岡部さんは「パブリックビューまで行くのにも距離があり、一人で応援するのも面白くない。多くのサッカーファンと喜びを味わいたいため」と話す。

 いったん営業を終了してからイベントを行うことについて、岡部さんは「営利を目的としない個人的なイベント。営業時間に行うと他の来店客に迷惑がかかる。純粋にサッカーを楽しめる環境を作るための配慮。つまみも利益を一切考えずに赤字で提供する」と話し、当日はタコの天ぷらや刺身、特製のり巻き、ワンドリンクを2,000円で提供する。また日本代表のユニホーム着用の来店客にはさらにワンドリンクをサービスする「太っぱら」な一面も。「日本代表を愛する人に悪い人はいない」(同)と笑う。

 岡部さんは今回の試合を「4-1で日本の勝利」と予測。試合のキーマンは岡崎慎司選手と見ている。「これまでの試合では非常にいい動きをしていた。しかし今までは親善試合。本番での活躍を期待したい」とエールを送る。

 同店ではサッカー日本代表戦などになると応援キャンペーン「サカスペ」を開催。毎回赤字覚悟のメニューをサービスする。その理由を、岡部さんは「サッカーの中でも一番好きなのが日本代表。チケットが売れ残ったり視聴率が悪かったりするの聞くと、自分も胸が痛くなる。自分も地元で何か貢献できれば」と熱意を語る。

 今回のウズベキスタン戦で勝利すると開催国以外で世界最速の出場権獲得となるサッカー日本代表。岡部さんは「勝ったら何をサービスするかわからない。まずは勝ってみてから考える」と苦笑する。

 イベント開始は閉店後の23時から。

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