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葛飾税務署で中学生が一日税務署長に 模擬業務通じ税金への理解深める

(前列左から)島津啓二税務署長、渡邊芭瑠さん、芦澤奈緒さん、葛飾納税貯蓄組合連合会・坂戸昌彦会長

(前列左から)島津啓二税務署長、渡邊芭瑠さん、芦澤奈緒さん、葛飾納税貯蓄組合連合会・坂戸昌彦会長

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 葛飾税務署で12月6日、2023年度の中学生「税についての作文」受賞者による「一日税務署長イベント」が開かれた。

葛飾税務署内に掲示された葛飾区税務署長賞に選ばれた作文

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 葛飾税務署管内の25の中学校から応募された作文2522編の中から葛飾税務署長賞に選ばれた生徒が一日税務署長に就任し、業務を行う同イベント。今年は青葉中3年の渡邊芭瑠さんと奥戸中3年の芦澤奈緒さんの2人が受賞し、署長業務を体験した。

 2人は受賞した作文を税務署員の前で署長訓示として朗読。続いて税務署三役、葛飾区納税貯蓄組合連合会役員との名刺交換、模擬決裁、葛飾税務署内の視察といった署長業務を行った。

 作文の執筆を通じて税金について学べたという渡邊さんは「自分が選ばれると思っていなかったのでびっくりした。専門用語が多くて難しかったが、考えながら書くのは楽しかった。税金は国に貢献しながら最後は自分に返ってくるもの。自分も回りも幸せになるように向き合いたい」と話す。

 作文を通じて税金への興味が湧いたという芦澤さんは「税金の仕組みや抱えている課題はとても興味深い。今は少子高齢化が問題になっているので、改善の方向に進むように税金を払いながら選挙にも参加していきたい」と未来への意気込みを語った。

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