葛飾・立石の玩具メーカー「タカラトミー」(葛飾区立石7)が 2月2日、創業100周年を迎えた。
同社は1924(大正13)年、富山玩具製作所として創業。飛行機玩具「ブレゲー」の製造・販売から始まり、その後は「プラレール」「トミカ」「ZOIDS(ゾイド)」などの男児向け玩具で数多くのヒットを飛ばした。
2006(平成18)年には、「リカちゃん」「チョロQ」などで知られるタカラを吸収合併し、現在のタカラトミーが発足。企業理念に「すべての『夢』の実現のために わたしたちは、新しい遊びの価値を創造します。」を掲げ、現在も数多くの玩具を作り続けている。
同社は100周年を記念した特設サイトを公開。同時に「プラレール」「黒ひげ危機一発」「トミカ」「リカちゃん」「ZOIDS」「トランスフォーマー」などの100周年記念商品を4月から、順次販売する。
商品は、100周年特別バージョンや人気モデルの初リメーク版などの記念モデル。同社が運営するスマホゲームアプリ「DUEL MASTERS PLAY‘S(デュエル・マスターズ プレイス)」では、タカラトミーキャラクターとのコラボレーションカードが登場する特別イベントの開催も予定する。
100周年を迎えた現在の心境について、富山幹太郎会長は「時代によってテクノロジーや素材は変化してきたが、時代時代のお客さまにご愛顧いただいた。3世代にわたって支持してもらっている商品もたくさんある。改めて皆さまに感謝します」とコメント。同社が進む次の100年に向けては、「若い人たちの力でどんな変化がこの会社で起こせるのか。ハラハラドキドキもしているけれど、一方でワクワクもしている。おもちゃ会社として愛してくれる皆さまの思いを裏切らない会社になるよう、これからも努力していく」と話す。