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葛飾の高田紙器が「TASKものづくりアワード」大賞受賞 通算4度目の快挙

高田紙器製作所の高田照和社長

高田紙器製作所の高田照和社長

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 葛飾・堀切の高田紙器製作所(葛飾区堀切3)の新商品「ピンチピンチ」が1月23日、「東京TASKものづくりアワード2023」で大賞を受賞した。

大賞を受賞した「ピンチピンチ」(洗濯バサミ型)

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 台東区・荒川区・葛飾区の3区の「もの作り産業のさらなる活性化」を目指す同コンテストは、3区内の事業主が開発・製造した新商品を表彰するもの。今年は25点の応募作が集まった。

 大賞を受賞した「ピンチピンチ」は、紙製の洗濯バサミ型とメモパッド型の2種類から成るピンチアイテム。特殊なユポ紙で作られているため、「耐久性・耐水性に優れているのが特徴」だという。衣服を挟むほか、書類や食品のふたしめなどに活用できる。社長の高田照和さんは「菓子の袋を止めるなど、日常使いとしても使える」と商品について説明する。

 同アワードは2006(平成18)年から開催され、今年で18回目。その間、同社は4回の大賞と1回の優秀賞を受賞。同賞常連企業の一社となっている。

 アイデアの源泉について、高田さんは「あらゆるものを紙製品に代用できないか常に考えている」と言い、「実用化したいアイデアは常に10以上ある。今は実現できなくても、将来的に使えるアイデアは無理して生まず、温めて寝かせている」と説明する。今後についても、「TASKの受賞をきっかけに知名度を上げ、大手企業に負けないもの作りを行っていきたい」と意気込む。

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