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葛飾区伝統産業館が23年の歴史に幕 伝統工芸品の販売はネットに移行

葛飾区伝統産業職人会の矢田幸蔵会長(左)と葛飾区伝統産業館の山川金作副館長

葛飾区伝統産業職人会の矢田幸蔵会長(左)と葛飾区伝統産業館の山川金作副館長

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 葛飾区伝統産業館(葛飾区立石7)が3月31日、閉館する。

「葛飾区伝統産業館」館内の様子

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 2001(平成13)年にオープンした同館。1991(平成3)年に、職人たちの交流、販路の確保、後継者の育成など、伝統産業の振興を目的として、区内の伝統工芸品を制作する職人により結成された「葛飾区伝統産業職人会」の有志が運営。職人が長年の経験と技術を駆使して制作した、さまざま伝統工芸品を展示・販売している。

 運営は、およそ20人の職人とその家族らが当番で行っており、職人と直接話ができるのも特徴。体験教室を毎月開催し、職人技の一端を体験することもでき、春には桜まつり、年末には感謝祭を行うなど、交流の場を設けてきた。

 これまでの感謝の気持ちを込めて、閉館セールを3月27日~31日まで行っている。全品特別価格で葛飾のさまざまな伝統工芸品を販売するほか、期間中の来館者全員に粗品を進呈する。

 葛飾区伝統産業職人会の矢田幸蔵会長は「私たちの活動は今後も違う形で続く。閉館は発展的に考えている。次のステップで、また皆さんに集まってもらい、区内には優れた職人がいて、さまざまな技術があることを、区内外、海外など多方面に向けて今後もアピールしていきたい」と話す。

 開館時間は11時~17時。4月1日以降は、引き続き、葛飾区伝統産業職人会のホームページでネット販売を行う。

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