葛飾・金町出身で競泳女子の成田実生選手が7月7日、「ルネサンス KSC金町24」(葛飾区東金町1)で開かれたパリオリンピックの壮行会に出席した。
競泳女子400メートル個人メドレー日本代表に選ばれた成田選手は17歳の高校生で、地元・金町小学校、常盤中学校の出身。今回が初めてのオリンピック出場となる。
壮行会は、幼少期から通っているスポーツクラブ「ルネサンス KSC金町24」が主催。参加した同クラブの会員およそ200人を前に、成田選手は「オリンピックでの目標は決勝に進出してメダル争いをすること。自分の泳ぎをして、世界のトップ選手と熱いレースをしたい」と決意を語った。
「昨年7月に世界水泳福岡大会で決勝に進んだものの、決勝戦では自分の納得できる泳ぎができずとても悔しい思いをした。予選で力を出し切ってしまい、課題だったスタミナの強化を中心に1年間練習してきた」と話す成田選手。同クラブの25メートルプールでバタフライ、背泳ぎ、平泳ぎ、自由形を順番に披露し、練習で意識していることや速く泳ぐ方法を解説した。
同クラブの鹿野秀昭支配人は「クラブの歴史で初めてのオリンピック出場。皆さんで成田選手を応援してもらいたい」と呼びかけた。
パリオリンピックは7月26日に開幕。成田選手は7月29日、競泳女子400メートル個人メドレー予選に出場する。