「かつしか若者未来会議」の第5回会議が8月25日、葛飾区勤労福祉会館(葛飾区立石3)で行われた。主催は葛飾区。
同会議は「葛飾区をすてきな街にしたい」と願う若者が集い、葛飾区の未来につながる事業の企画を考え、青木克德葛飾区長にプレゼンテーション(以下、プレゼン)を行い、区の予算を使って実際に事業に取り組むもの。
今年、1期生が発足し、高校生から29歳までの区内在学・在往・在勤の若者6人が事業案を作り上げる。8月上旬に行われた第4回会議では、事業の企画内容を議論。芸術としてのアートに限定せず、広くクリエーティブなモノや人を集める「創造」をテーマとした若者向けフェスを企画することが決まった。
今回の第5回会議には4人が参加(うち1人はオンライン)。9月に予定する青木区長への事業企画プレゼンについて、話し合いが行われた。会議メンバーはイベント企画に関する懸念点やプレゼンに向けた対策を議論。プレゼン当日の役割分担やタイムスケジュールなどを話し合い、区長へのプレゼン本番に備える。
会議メンバーの一人である伴あさみさんは、第5回会議を終えて、「葛飾区に関係する若者同士で葛飾区のことを考える場ができてうれしい。イベントに参加してくれる若者に葛飾区を自分の居場所だと思ってもらえたら」と意気込む。
同会議に協力する葛飾区すぐやる課の久保昂輝さんは「若者未来会議は今年初めての取り組み。若者が葛飾のために熱い思いを持ってくれているのがうれしい。どんなことをやってくれるのか楽しみ」と話し、同課の村上英莉子さんは「区の職員からは出てこないようなアイデアがたくさん出てきている。地域の皆さんを巻き込んで盛り上げてくれたら」と期待を寄せる。