![店主の阿部十和子さん](https://images.keizai.biz/katsushika_keizai/headline/1739516361_photo.png)
米粉シフォンケーキ専門店「Riz wacca(リワッカ)」(葛飾区堀切2)が葛飾・堀切にオープンして、2月7日で1年がたった。
店主の阿部十和子さんは食品を扱う企業に勤めていたが、転職を考える中で、「自分の店を持ちたい」と思った瞬間があったという。高校生の時に書いた夢ノートには「35歳で開業」と書いてあり、それがかなった形になった。めいがアトピーだったことに加え、前職で食品を扱う中でアレルギーを持つ人が増えていると感じ、「体に優しい菓子を作りたいと思った」と振り返る。
もともと母が営んでいたカフェをDIYで改装。阿部さんの好きなブルーグレーの色合いで、「デザインに詳しい友人からアドバイスをもらいながら進めた」と話す。イートインスペースには、DIYで仕上げた椅子2脚とテーブル2卓を設置。店内には米粉100%を使い、「もっちりとした食感」で、きび砂糖で甘さ控えたシフォンケーキを並べる。
人気のシフォンケーキは「プレーン」(250円)や「紅茶」、「バナナ」(以上280円)。季節ごとの商品もあり、夏は「レモン&ポピーシード」(300円)が人気だったといい、今年も販売予定。2月は「シナモン&レーズン」(300円)を販売している。卵黄が余った時だけ作るプリンも人気で、「今日はありますか」と聞く常連もいるという。
「お客さまの要望に応えて作っていきたい」と阿部さん。「混雑状況によるが、その場で好きなシフォンケーキに生クリームを入れることもできる。シフォンケーキは冷凍保存もできるので、まとめ買いも可能。冬は電子レンジで温めて食べるのもお勧め」と話す。
阿部さんは「地元・葛飾で長く愛されながら、店を続けていきたい。普段のおやつとして買う人や手土産として買う人、男性1人で訪れる人などさまざま。1つから購入できるので気軽に立ち寄ってもらえたら」と呼びかける。
営業時間は10時~18時(売り切れ次第終了)。火曜・水曜定休。