日本カーシェアリング(東京都新宿区)は10月1日、コンビエンスストアを展開するミニストップ・スリーエフと提携し店舗駐車場を利用したカーシェアリングをスタートし、葛飾区でも全国初となる「コンビニカーシェアリング」サービスが始まった。
カーシェアリングは1台の乗用車を複数の利用者でシェアして利用する方法として、都内の月決め駐車場などを中心に展開している。
今回の取り組みは、カーシェアリングのコンセプトでもある「使いたいときに使いたいだけ」を実現できるよう、自宅から徒歩圏内にあり、生活のインフラとして普段利用しているコンビニエンスストアの駐車場を利用するもの。同社担当者は「今まで利用したいが場所が遠く、駐車場の位置が分かりづらいというユーザーの声を反映した」と話す。
コンビニの駐車場を使う同サービスは横浜市内・都内の5カ所からスタート。葛飾区では「ミニストップ堀切8丁目店」(葛飾区堀切8)が選ばれた。選定理由は「立地条件や自動車の保有率などさまざまな角度から検討した結果」とし、1年後には140~150店舗、3年後には1,000店舗での展開を目指す。2010年9月には電気自動車の導入も検討しており、コンビニエンスストアに充電器を配置する予定。
現在同店での問い合わせは数件。キーとなる会員カードの発行には3人の申し込みがあったという。同点では店頭などの告知を行い、さらに会員の獲得を目指す。同店の近くに住む30代女性は「現在自動車を所有していないが、大きな買い物など必要なときには便利そう。ぜひ前向きに考えてみたい」と興味を示す。