亀有公園(葛飾区亀有3)で3月6日・7日、「亀有わんぱく雪まつり」が開催され、多くの子どもや親子連れでにぎわった。
同園はJR常磐線亀有駅北口からすぐの場所にあり、漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」のモデルにもなっている公園。駅にほど近い立地を生かして、商店街組合や町内会などのイベントなどが1年を通して開催されている。
5回目となる同イベント。雪まつりは、雪を提供した新潟県六日町(現在は新潟県南魚沼市)の夏祭りに亀有5丁目東自治会のみこしを貸与したことがきっかけとなり開始。地域同士のつながりが縁となり、雪まつりが誕生した。
イベントに使われる雪はダンプカー9台分。前日までに搬入された雪は長さ25メートルの雪の滑り台やかまくら、同公園と駅前に設置された雪像に姿を変えた。
6体ある雪像は、それぞれ近隣の小中学校の生徒・児童が制作したもの。同イベント実行委員の高木さんは「自治会の子どもだけでなく、日ごろ関係の薄い子どもたちも参加してくれるいい機会。準備は大変だが子どもの笑顔を見られることが何より。これからもずっと続けていきたい」と話す。
会場には出店も設け、おしるこやヨ-ヨ-すくいなどの地元町内会の模擬店のほか、コシヒカリやもち豚、笹だんご、地酒など六日町の特産品なども販売され、多くの来場者が足をとめた。
雪の滑り台をソリで元気に滑っていた児童らは「家の近くで、こうしてみんなと雪で遊べて楽しい」(斉藤野亜ちゃん)、「もっとたくさんの雪で雪合戦したい」(真鍋稀ちゃん)、「次は自分たちでかまくらを作りたい」(梅原里奈ちゃん)と、早くも来年の雪まつりに期待を寄せていた。