亀有に11月9日、居酒屋「鶏と野菜のグルメ MOSSAN(モッサン)」がオープンした。
同店は「少年両さん像」の裏手に位置し、以前も居酒屋だった空間に手を入れた。店舗面積は約11坪で、席数はカウンターとテーブルを合わせて20席。オーナーシェフの本橋邦洋さんは「店内をシックに作る構想もあったが、亀有という地域性を考慮し入りやすい店内にした」と話す。
客単価は2500円を想定。
本橋さんは、今年まで六本木の飲食店に17年間勤務していた。「料理人にとって独立開業は自分がこの世界に入る最初からの目標。それがやっとかなった」。六本木時代は魚料理を中心とした割烹居酒屋で働いてきたが、開いた店では「和食・洋食というジャンルにとらわれず、客の喜ぶ料理を作りたい」と話す。
亀有で出店した理由については、「利益などを考えると都心で大きく開業したほうが効率はいい。しかし、客が見えてリーズナブルに提供できる店をコンセプトとした。そこで自宅から近い亀有を選んだ」と話す。
鶏料理を中心とする同店では、自家製のレバームース(700円)や、デミグラスソースで煮込んだもつ煮などを提供。「亀有は以前からも焼鳥など鳥料理を扱う店が多いが、自店ならではのアレンジした料理を味わってほしい」と本橋さん。
ドリンクは、焼酎30種、梅酒15種など計100種以上の酒類をラインアップする。日本酒は1合瓶を用意して鮮度を保ったまま提供する。「酒類が多いだけでなく、ここでしか味わえないレアな焼酎や日本酒などを増やしていきたい」。
今後については、「まだ準備が完璧ではないが、今後はメニューにiPadを導入する準備も進めている。地元の人たちに面白がってもらえれば」と話す。
営業時間は、月曜~木曜・日曜=17時~23時30分、金曜・土曜・祝前日=17時30分~翌3時。今月11日まではオープニングセールとしてドリンク全品200円引きで提供している。