亀有のステンドグラス工房「ステンドグラス工房 ならんは」(葛飾区亀有2、TEL 080-5477-8449)が1月から、本格的な営業を始めた。
店主の高橋守さん(43)が自宅の一部を改装してオープンした同店。店内には高橋さんが製作したステンドグラスのほか、ガラス素材で制作したアクセサリーなどを展示している。昨年10月に開店した同店だが、「準備や仕事などで忙しく、今年になってやっと本格始動できた」という。
高橋さんは高校卒業後、都内のホテルでウエーターとして約20年務めたキャリアがある。ステンドグラス制作のきっかけについては、「ホテル勤務時代から西洋文化などに興味があり、その一環としてステンドグラスを知った。実際に体験をしていくうちに奥深さを知り、ものづくりをしながら生活したいと考えた」と振り返る。ホテル退職後、ステンドグラス工房で5年間修行を積んで今回の開店にこぎ着けた。
店を持つことについて、「工房で学んでいるときに、さまざまな人との交流があり、非常に勉強になった。自分も店を持って地域の人たちが集まる場所を作りたかった。今まで受けてきた恩恵や体験を、地元の人たちと共有できれば」と話す。
現在は予約制のワークショップなどを開いている同店。今後については、「人とのつながりをもっと大きくして、受注生産などできるようになっていければ。ステンドグラスの魅力について、もっと発信していける店にしたい」と話す。
営業時間は10時~18時。月曜・火曜定休。