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亀有に魚料理中心の立ち飲み店-名物は「おやじの秘伝ソース」

ほほ肉ステーキに特製ソースと大将の古澤さん。特製ソースについて「父が作っているので、何ベースなのか本当に知らない」と笑う

ほほ肉ステーキに特製ソースと大将の古澤さん。特製ソースについて「父が作っているので、何ベースなのか本当に知らない」と笑う

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 亀有北口に6月5日、魚料理を中心とした立ち飲み店「第八たから丸」(葛飾区亀有5、TEL 03-5613-8540)がオープンした。

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 店舗面積は12坪で、店内は立ち飲みで27人を収容できる。内装は全てスタッフのみで行い、店内は漁場をイメージとした内装に仕上げた。

 奥には個室も備え、4席ほどを確保した。同店大将の古澤義徳さんは「回転をよくするために立ち飲みスタイルを行っているが、中には足の不自由な人や高齢の方もいらっしゃる。どの世代のお客さんにも対応するため小部屋を作った」と話す。

 店名の由来に関しては、「漢字の『八』は末広がりの数字。また重なることによって人の漢字に似ている。利益を重視するよりも、人のつながりを感じるにぎやかな店にしていきたいから」だという。

 古澤さんはオープン前まですし職人として働いていた。同店を魚中心の立ち飲み店にした理由について「以前勤めていた職場などの経験で、築地から安く仕入れができる。どれも出来合いのものは作らず、手作りで作ることで旬の魚を提供できる。亀有近辺にはもつ焼きや焼き鳥店などが多く、鮮魚を取り扱う店で魚を提供したかった」とも。

 同店の名物料理の一つが「マグロのほほ肉ステーキ・オヤジの特製ソース」(480円)。マグロの頭部からわずかしか取れない部位を焼き、特製のソースをかけて食べるもの。オープン1週間の中でも、多くの注文を受けている。客単価は1,500円。

 特製ソースに関して、「実際に自分の父が作るソースで肉でも魚でも合うオリジナル。父は鉄板焼き屋の料理人で、いつも家で肉を食べるときはこのソースだった。今でも父でしか作れない特製ソースだが、味には自信がある」と話し、現在も父のソースを引き取りに実家に通っているという。

 今後については、「多くの人が集まる店にしたい。幼いころに通っていた駄菓子屋のような感覚で、さまざまな人が気軽に一杯飲みに来てくれれば」と話す。

 営業時間は16時~23時。日曜定休。

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