葛飾の高校で地元教習所が安全指導教室-教習車を使って死角を体感

教習車を使って死角の説明する教習所の職員と生徒たち

教習車を使って死角の説明する教習所の職員と生徒たち

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 葛飾区総合高校(葛飾区南水元4)で7月20日、自転車交通安全教室が行われた。

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 同教室は金町駅前にある金町自動車教習所(東金町1)の企画によるもの。同校は通学者の約75%が自転車通学で、自転車事故は毎年発生している。今回は、夏休みに多発する自転車事故を防止することを目的に、教習車を利用して交通安全を呼び掛けるために企画された。

 同教室の対象者は1年生240人。終業式後の生徒たちは校庭に集まり、6台並んだ教習車を前に2組に並び、車両左後方に立ち、もう1人は運転席に座り、左後方にできる自動車の死角を自らの目で体験した。

 体験講座後には、同教習所の職員が安全講座を開いた。自転車の死角だけでなく、自転車の乗り方や事故時の責任や、対策などについて話した。講習を担当した伏見彰生さんは「高校生でも自転車ルールはわかっているようでわからない部分が多かったようだ。今回は大人になっていく高校生を対象に、責任や大人としてのルールを丁寧に伝えたつもりだ」と話す。

 受講した同校1年生の田名部雷也さんは「車の運転席に乗って、運転者の体験をするのは初めてだった。自動車は全部見えるものだと思ったが死角があるのは知らなかった。自転車に乗っている際には、自動車のウインカーなどにも今後注意して運転したい」と話していた。

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