インターネットショップ運営支援・コンサルティングを行う「ネットショップ総研」(葛飾区新小岩3)が「ECセカンドオピニオンサービス」を始めて1カ月がたった。
2008年創業の同社。食品や物販を中心としたインターネットショップの運用代行や、人材育成を中心としたコンサルティグ業務を行っている。
同サービスは現在扱っているEC業者の価格・サービスなどを匿名のフォームに入力し、相談する仕組み。返答は同社社長の長山衛さん自ら行い、改善点などを指摘する。サービスは無料。
同サービスについて、長山さんは「EC業界が成熟してきたためか、ここ5年は健全化しているとはいうもの、まだ適正なサービスを行っていない企業も多い。今回は自社に誘引する目的でなく、どのようにECサイトを運営し問題を抱えているかという事例を集め、自社サービスを向上させるのが目的」と話す。
現在はメールでのみの対応で、約40社近くから問い合わせを受けているという。「うちのサービスに興味を持ってくれる利用者もいるが、それは目的ではない。あくまでもEC業界の健全化と顧客との健全な関係を築くため」とも。
今後については、「EC業界だけでなく、コンサルティングは相手客を成長させ、卒業するのが仕事。今後は適切なサービスが行えるコンサルティングを育成する事業を行って行きたい」という。