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堀切のゆるキャラ「ほりきりん」の「魂」募集-出演増と人材不足で

子どもたちに囲まれるほりきりん。

子どもたちに囲まれるほりきりん。

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 葛飾区堀切のイメージキャラクター「ほりきりん」が多忙により抜け殻状態となり、堀切商店連合会(葛飾区堀切4)では7月上旬、「ほりきりんに変身してくれる人」の募集を始めた。

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 同キャラクターは2011年生まれ。子どものキリンのため性別はない。大きく潤んだ瞳と、葛飾区の花「ハナショウブ」を頭の上に載せ、照れたような下向き姿がチャームポイント。街のイメージアップを目的に、「堀切まちづくり推進協議会活性化部会」が立案した。

 地元小学生のアイデアを基に、専門家がデザイン。当初はイラストのみだったが、2013年、着ぐるみキャラクターに成長した。以来、区内各所から出演依頼が続き、地域のアイドルとして定着しつつある。今では小学生からのファンレターも届くという。

 募集に踏み切ったのは、出演機会の増加と人材不足が理由。堀切商店連合会の小高定夫さんは「2014年の秋は葛飾区のイベントもめじろ押し。このままでは出演依頼に応えられない」と話す。募集に対しては、すでに13人の応募があり、中には着ぐるみ専門のエンターテイナーからの応募もあったという。「堀切在住を条件にしているが、横浜や川崎からの応募もあった」と小高さん。

 ほりきりんの「魂」の一人、堀切一番街商店会の古宮志郎さん(70)は、「一度変身すると、楽しくてやみつきになる。子どもたちに囲まれて人気者になった気分」と笑みをこぼす。「一緒に写真を撮ってください」「かわいい」「触ってもいいですか」という声に応えて、張り切って演じているという。ある程度の体力は求められるが、「たくさんの方にかわいがってもらえるので、疲れも吹っ飛ぶ」と古宮さん。

 応募条件は、「ボランティアで演じてみたい人」「身長150~170センチくらい」「堀切在住で、携帯電話、Eメールで連絡のつく人」。職業・性別・年齢は不問。

 2014年の出演実績は、「堀切大たこ揚げ大会」「堀切水辺公園 菜の花摘みイベント」「堀切菖蒲まつり」のゆるキャラパレード、商店街での売り出しセールなど。10月には「東京拘置所矯正展」(小菅1)への参加が決まっており、「ゆるキャラグランプリ2014」にもエントリーする予定(2013年は1580エントリー中634位)。

 七夕には地元小学生から、「ほりきりん、大好きです。がんばって」と書かれた短冊つきのササをプレゼントされた同キャラクター。小高さんは「特別な技術は要らない。ほりきりんが好きな人で、かわいいと思い、子どもに優しく対応できる人に応募してほしい」と期待する。

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