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スポーツメーカー「SOLUM」立ち上げ-「キャプ翼」作者描き下ろしビブスなど

話題のビブス。小学生のサッカーチームの練習でも用いられているそう

話題のビブス。小学生のサッカーチームの練習でも用いられているそう

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 葛飾区で今年5月、漫画「キャプテン翼」の作者・高橋陽一さん監修の下、総合スポーツメーカー「SOLUM(ソルン)」(葛飾区立石1、TEL 03-6657-6251)が立ち上がり、取扱商品がサッカーファンから評判を呼んでいる。

ビブスを手にする古川さん

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 企業名は、高橋さんの名前からラテン語の「SOL(=太陽)」と「UM(=数字の1)」を合わせた造語。社長の古川将士さんと高橋さんの付き合いは15年以上になるという。自身もフットサルの選手であり、スクールなども展開していた古川さんはフットサルチーム「南葛SC MARE PARADA」の監督も務め、高橋さんが監督を務める芸能人女子のチームでも指導を行っている。2007年ごろ、高橋さんが雑誌「週刊ヤングジャンプ」に連載中だった「キャプテン翼 GOLDEN-23」に古川さんが登場。長年の親交を深める中で、「何か面白いものを、楽しいイベントを」と構想し、実現にこぎ着けた。

 商品コンセプトは「大人でもカッコ良く、子どもも憧れる仕様の追求」。サッカーに精通した人も、そうでない人も使えるものを目指す。商品は現在、ポロシャツ、ビブス、シンガード(すね当て)、バインダーなどを展開。今後モバイル関連などの商品化を予定している。

 今年6月から上野の森美術館(台東区)で行われた企画展「ボールはともだち。キャプテン翼展」では特設ショップをオープン。商品の初お披露目となった。特に話題となったのはビブスで、マンガで描かれた「全日本少年サッカー大会・決勝、南葛SC対明和FC」で出場したメンバー名と背番号、顔のイラスト、それぞれチーム名がデザインされている。

 製作段階では当初、マンガ本の中から一人一人の顔を抜き出して作成しようとしたが、高橋さんの確認時、「クオリティーがいまいち」とすぐ描き下ろしたというエピソードも。バラ売りはせず、「南葛(計11枚)」「明和(計11枚)」(各税別2万8,300円)、両チームと中沢早苗、吉良監督が入った「特典」の3セットのみの販売だったが、会期中20セット以上が販売された。

 「高橋先生のお膝元の街・葛飾でスタートすることにもとても意義がある。ここはものづくりの街でもあり、できる限り葛飾やその周辺の城東地域メードで作っていきたい。葛飾発信的なブランドになれば」と古川さん。「まだ始まったばかりなので、これからどんどん知名度を上げて、販路を拡大したい」と意気込む。

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