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葛飾の博物館で小学生かるた競技大会-観客250人見守り

3年生の入賞者

3年生の入賞者

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 葛飾区郷土と天文の博物館(葛飾区白鳥3)で2月28日、「平成26年度かつしか郷土かるた全区競技大会」が行われた。
かつしか郷土かるたは、「葛飾に住む誰もがふるさとに誇りをもち、愛し続けて欲しい」との願いから、区教育委員会と区民による共同製作で平成24年2月に完成したもの。同大会は、今回で2回目となる。

会場の様子

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 この日は、区内の各地区で予選をくぐり抜けて来た60人の小学生が、戦いに臨んだ。区内19地区のうち、3年生の部は11地区、4年生以上の部は8地区から代表3人が1組ずつ出場した。前年度の大会で優勝した東立石地区からは、3年生の部に2組の出場枠が設けられた。

 日本郷土かるた協会理事長の山口幸男さんは試合前のあいさつで、「東京には色んな郷土かるたがあるが、その中でナンバーワンがかつしか郷土かるた」と話し、参加する小学生たちにエールを送った。

 試合は3回戦で行われ、勝敗数と総取り札数で勝敗が決められた。会場には、競技者のほか保護者や学校関係者ら約250人集まり、子どもたちの取った枚数を正の字で記録したり、声を押し殺してじっと見守り、対戦の様子に一喜一憂する姿が見られた。

 試合では、コートに並ぶ枚数が10枚を切り始めると、一枚一枚の獲得に熱が入り、特に「く」の札の所有は、勝敗数や取り札数が同列となった場合にアドバンテージとなるため、「く」の札が読まれた瞬間は、会場に一気に緊張が走っていた。

 試合結果は、3年生の部1位が立石地区、2位が新小岩北地区、3位が水元地区。4年生以上の部は、1位が東金町地区、2位が新小岩北地区、3位が新宿地区となった。閉会の挨拶で、区教育委員会の教育長塩澤雄一さんは「大接戦だった。これからも郷土かるたを愛してほしい。学校へ帰ったらこんな大会があるんだよと後輩たちへ伝えてほしい」と締めくくった。

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