ウィメンズパル(葛飾区立石5)で3月14日、科学体験教室「オドロキ科学箱」が開催された。主催は、東京理科大学と葛飾区。
「科学の不思議、面白さに触れ、理科好きの子どもを育てること」を目的に毎年3月に開く同イベントは今年で4回目。
企画・運営を手掛ける同大の学生団体「みらい研究室」では、「理科が好き。だから伝えたい」をコンセプトに科学啓発イベントを随時開催している。参加部会は、「地球科学研究部」「天文研究部」「生物研究部」「文具研究同好会」「サイエンスコミュニケーションサークルchibi lab.」「AircraftMakers」「1部化学研究部」「2部化学研究部」など。
この日は、子どもたちに科学の不思議、面白さを伝える体験教室を行い、開場から1時間で400人が訪れるなど熱気に包まれた。
体験教室のテーマは、それぞれの部会で企画。「落雷実験」「プラネタリウム」「竜巻装置」「顕微鏡」などの展示のほか、「光を使った工作をしよう」「模型飛行機を作ろう」「見る科学、触る科学」などの各種ワークショップも行った。
子どもたちは、万華鏡づくり、人口イクラづくり、化石のレプリカ、スライムなど、大学生の指導を受けながら、一つ一つ体験していた。参加した小学3年の児童は「人工イクラ作りが楽しかった。学校では勉強できないことができたので、来てよかった」と笑顔を見せていた。
実行委員長の青木駿さんは「今回も事故なく、楽しんでもらえてよかった。科学の不思議さを体験して、理科という道も知ってもらえたら」と話す。同大広報課の竹内千佳さんは「今年も近隣の小学生がたくさん来てくれた。今後も毎年できるように、がんばっていきたい」と意気込む。