区内53の商店街で若手芸人がネタ対決を行う、葛飾エフエムの新番組「かつしか商店街でネタやります!よしもと芸人お笑いバトル!」が4月3日に始まった。
毎週2組の若手芸人がネタを披露し、商店街関係者や観客に面白さを判定してもらい、勝ち上がりトーナメント戦として年4大会実施する同企画。対戦場所は、春の陣(4~6月)=金町・水元エリア、夏の陣(7~9月)=柴又・高砂・鎌倉・新小岩エリア。続いて秋、冬の陣と1年をかけて区内を南下する。
初日は、共同組合金町すずらん会の菓子店「二葉屋」(金町6)の店頭で戦いの火ぶたが切られた。司会は「テクノプラザかつしか宣伝係」にも任命されているムーディ勝山さん。「初回はネタがしっかりした2組に」と紹介された先行の「天狗(てんぐ)」と後攻の「LLR」がネタを披露し、春の強風にあおられながらも人だかりから笑いと拍手が沸き起こった。
告知チラシを頼りに来たという大浦雅史さん(32)は「金町に芸人さんが来るのは珍しい。しかもこんなに間近でお笑いが見られてうれしい」と話した。
審査員を務めた花新(はなしん)生花店の田中茂さん(51)、は「若手芸人さんは面白いしパワーがあるので人が集まる。商店街の地域活性化につながれば」と期待を寄せる。「白いスーツが似合うのは矢沢永吉だけだと思っていたけれど、ムーディさんもなかなかだ」とも。
次回は4月10日に金町大通り商店会ポケットパークで開催。1年を通じて約100人のよしもと芸人が、かつしか商店街を笑いの渦に巻き込む。
放送時間は金曜15時30分~15時。