タカラトミー(葛飾区立石7)は7月18日、「トミカプレミアム」第2弾の商品の販売を始めた。
同商品は、1970(昭和45)年から発売している同社の看板商品「トミカ」の大人向けハイディティールコレクション。従来のシリーズとは異なり、「マイルドなミニカー好き、マイルドマニア」に向けた商品として今年の4月から発売している。ジャンルや方向性が偏らないよう、乗用車にこだわらない「移動体」全般を商品化の対象としているのも特徴。販売の滑り出しは好調で、同社は「4~6月で計画の200%以上の出荷。30~40代の購入が約60%と、想定通りの層に好評だった」と説明。7月18日発売の「タカラトミーモールオリジナル フォルクスワーゲン タイプII ピックアップ」も予約で完売した。
現在のラインアップは「NISMO R34 GT-R Z-tune」「モリタ 林野火災用消防車」「自衛隊 90式戦車」「マツダRX-7 FD3S RE雨宮仕様」「ロータスヨーロッパ スペシャル」「はやぶさ2」。今回、シリーズ第2弾として、中古車市場で高値がつくほど人気の車種「フォルクスワーゲン タイプII」と、トミカ初のレーシングカー「レクサス RC F GT500」を発売した。ラインアップの特徴について、同社広報課の金谷奈津子さんは「同企画の担当者が強いこだわりを持って車種を選定している。例えばターゲット世代が最も目にしているであろう90式戦車や、モリタの最新のコンセプトカー、チューニングカーなど、30~40代の男性がグッとくると思われる車種を大人目線で選んでいる」と話す。
通常のトミカシリーズは、基本的に共通のホイールを使っているが、同商品は車種ごとに新規の金型を採用。「車種ごとにこだわっている点が異なるが、新規金型で展開することで、それぞれの車の特徴的な形、デザインなどディテールまで表現している」という。「フォルクスワーゲン タイプII」では、手のひらサイズでありながらルーフやタイヤ、特徴的なホイールを精巧に再現している。
販売開始後の反響については、「ツイッターでの商品画像つき購入報告や、ユーチューブでのレビュー動画などが数多く上がっている。トミカプレミアムを買ったことがコミュニティーにシェアしたい価値ある情報となっていることをうれしく思っている」と喜ぶ。
価格は各800円(税別)。全国の雑貨店、量販店などの玩具売り場、玩具専門店などで取り扱う。