テクノプラザかつしか(葛飾区青戸7)で9月26日、下町かつしか「ICT葛飾クリエイティブ ラボ プロジェクト」発表記者会見が行われた。
同プロジェクトは、産業集積地帯の葛飾区を「人×文化×街」をコンセプトに「ICT TOWN KATSHUSHIKA」として発展させていこうというもの。ICTとは「Information and Communication Technology」の略称。
ギズモモバイル(新宿区)とMJT(新小岩3)が協業し、主に海外からの業務を受注するデジタルコンテンツの制作を同ラボで行う。デジタルコンテンツの制作はギズモモバイルが制作した専用の一般向けエディター(作業用ソフト)を用いて行われる。
同プロジェクトについて、MJT(エム・ジェー・ティー)の大西貴明さんは「当面は葛飾区新小岩創業支援施設(新小岩3)を活用した業務となるが、今後の研修や作業実績を経て、一定の作業スキルを身につけてもらい、近い将来に在宅での作業を大きく視野に入れている」と話す。これを受けて、ギズモモバイルの柏木崇さんは「昔の東京は仕事場と家がつながっており、子どもが家に帰ると、必ず母親がいた。昨今は共働きが当たり前になっているが、同プロジェクトを通じてIT内職と呼ばれる、新しい家内工業が葛飾という土地に合っていると思った」と続けた。
現在、10人の面接を終え、10月末ごろより対象者の育成研修を始める。