
東京理科大学葛飾キャンパス(葛飾区新宿6)で11月21日・22日、第3回葛飾地区理大祭が開催された。
今年で3回目となる同イベントでは、飲食の出店をはじめ、ステージ発表や各サークルの企画展示、実験教室などが行われ、地域の小学生を中心に多くの地元住民が来場し、盛り上がりを見せた。
大学の入り口には、「葛飾地区理大祭 本日開催」の文字が書かれた幕が掲げられ、図書館へと続くメーンストリートの両脇には、ギョーザドッグやフランクフルト、チュロスなどの出店がずらりと並んだ。酒の販売も行われ、ドイツソーセージ「カリーヴルスト」とビールの組み合わせが人気を集めた。
中庭ではジャグリング部とチアリーディング部の発表が行われ、多くの来場者が足を止めて見入っていた。図書館ホールでは、アカペラサークルによる発表や、芸能人・声優を招いてのトークショー、学生による漫才コンテスト、地元中高の部活による発表が行われた。
講義棟内では、昨年度も人気を博した実験教室「サイエンス夢考房」に多くの子どもたちが参加し、トンボ玉を作成した。教室では各サークルによる企画展示が行われ、手芸や電子工作、囲碁、非電源ゲームといった体験型のものが多く、来場者と学生が一緒に楽しめるものが目立った。情報技術クラブの展示では、来場者は学生が作ったゲームで遊び、ゲームのプログラミングや3Dイラスト作成などについての話を聞いていた。
今年初めて行われた地域住民出店企画のフリーマーケットでは、出店数が伸び悩み空きスペースはあったものの、地元住民と大学生が一緒に作る学園祭の第一歩となった。
「パーク型学園祭」をコンセプトに誰でも気軽に入場できる学園祭を目指して行われた同イベント。大学生だけでなく、地域住民の老若男女が気軽に足を運び笑顔を見せていた。