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葛飾・柴又で水道管の取り替え事業 地域住民に展示説明会

工事で使われる仮配管

工事で使われる仮配管

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 葛飾区柴又3で4月12日、配水小管敷設替工事の方法や水道管についての説明会が開かれた。

水の流れと時の流れ

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 同地域の水道管は、配管されてからかなりの年数がたち老朽化しているため、昨年9月より入れ替え工事が行われている。その資材置き場を利用し、東京都水道局から工事を請け負う株本建設工業東京支店(渋谷区円山町)の社員により近隣の住民に向けて説明会が行われ、40年以上地中に埋まっていた水道管も展示された。

 同局は阪神淡路大震災の教訓から「水道管路の耐震継手化10カ年事業」を進め、強度や耐震性に優れた水道管に更新している。新しい水道管は、伸縮性を持つ継ぎ手の受け口と挿し口がかかり合って離脱を防止。さらに地盤の動きに対応し弓のように曲がるので壊れにくいという。災害時に破損や断水被害を最小限にとどめ、被災した場合は復旧日数を短縮し、平常の生活への早期回復を目的に工事を実施している。

 東京都水道局では2008年度より、「仮配管方式」による水道管の取り替えにも取り組んでいる。先に仮のバイパス管に結び、入れ替え工事が終わってから新しい配水管に結び替える方法で、以前より断水の期間を短縮できるようになった。

 同社土木部部長の濱田英明さんは「この方法は、6回掘削等の工事が必要。どうして同じ所を何度も掘っているのかと質問を受けることが多いが、断水による生活の不便を少なくするためなので、ご理解お願いしたい」と近隣住民に協力を呼び掛けた。現在の工事は6月ごろまで行われる見通し。

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