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葛飾区立細田小学校金管バンド部、音楽でつながる世代交流

後輩を指導する卒業生

後輩を指導する卒業生

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 葛飾区立細田小学校(葛飾区細田3)の4~6年生で構成される「金管バンド部」のメンバーが3月20日、中国音楽理事会主催「第18回“万里の長城杯”国際音楽コンクール」の本選に出場、同部小学6年生(当時)の坂本理沙さん、桑原未羽さんがそれぞれ小学生管楽器の部で2・3位(1位なし)を獲得した。

活動の様子 細田小学校スプリングコンサート

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 同部は、小学校ではまれな課外活動を目的とした、中学校以上になると実施されている「部活」に近い活動として行われており、同校の校長・伊藤進さんの後押しで土曜・日曜も特別に校内で積極的に練習が行われている。

 土日の練習には、同部を卒業した生徒たち以外に、顧問の上條貴志さんが過去に他校で音楽を教えていた生徒たちも訪れるという。

 上條さんは「過去に教えた生徒が、自分が別の学校に変わってしまった後でも音楽を通じて交流を持てるのはうれしい。過去に教えた生徒が今の生徒の面倒を見てくれるし、教えられる側も『兄弟子』的な面もあるのか素直に話を聞いてくれる」と、練習の様子について楽しそうに話す。

 同コンクールの入賞直後に奥戸中学校(葛飾区細田1)に進級した坂本さんは、受賞の感想を「うぉーってなって、テンションが上がった。カラオケにいたので、そのまま思い切り歌を歌った」。桑原さんは「これからも楽器を続けたい、頑張って違うソロコンテストでも賞を取りたい」と2人で笑顔を見せ、そろって「合奏よりも、難しいソロが好き」とも。

 「子どもたちは音楽大好き・楽器大好き・練習大好き。このまま生涯を通して音楽を愛好してほしい。楽器はやめてしまうかもしれないが、聴くだけでもいい。音楽を楽しめる人間として育ってほしい。出たことの無いコンクールや地域のイベントにも積極的に参加していきたい」と上條さんは話す。

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