インターネットショップのコンサルティング業務などを手掛ける「ネットショップ総研」(葛飾区新小岩3)が5月30日、東京都立葛飾商業高校(葛飾区新宿3)が本年度から導入した「電子商取引」を支援する「産学連携」を9月から始めると発表した。
共同で実学に即したカリキュラム推進を行う同取り組み。きっかけは、同社が昨年、下関商業高校への「電子商取引」授業へ協力した実績を、地元でも役立てたいとの思いから、学校側へ打診したもの。生徒たちは現在、HTMLを学習してスキルアップを行っている。
電子取引の授業に関して、同校教諭の久喜義之さんは「ヴァーチャルでは生徒が乗ってこなし、生徒の緊張感とモチベーションがまるで違う。ネットショップ総研の申し出には感謝しているし、こちらからの質問への回答が丁寧でとても早くて助かっている」と話す。現在は地元の商店街へ授業の協力を依頼しているという。
同社の長山衛さんは「ECサイト運営は小難しく考える事はなく、結局は画面を通じた人対人のビジネス」と話す。「接客販売業としての側面から、おもてなしや、相手の求めている事を瞬時に理解して、商品を売るのではなく価値を提供する喜びを知ってほしい」とも。
生徒たちは現在、HTMLを学習してスキルアップを行っている。