亀有香取神社で販売されている「香取神社健康美脚守」が注目を集めている。
約2年前に登場したお守りは、現在まで約5,000個を授与した、「隠れたヒット商品」と話すのは同神社宮司の唐松さん。「神社内には旅の安全や足の神様である道祖神が境内にあり、それにちなんで作ったもの」と振り返る。
お守りは口コミを中心に広まり、週末になると女性の参拝者が訪れることも多い。中には3色あるバリエーションに1時間以上悩んだあげく、3種類を購入する参拝者もいるという。土産用に複数購入する参拝者など「美脚に対する意識が高い証拠」(同)とも。
人気に火がついたのは、今年4月にフリーペーパー「サンケイリビング」に掲載されてから。同紙掲載以降売り上げが伸び、訪れる女性参拝客もさらに増えた。唐松さんは「お守りがきっかけとなり、神社に参拝してくださる方が多くなった。昨年販売を開始した両さん絵馬もそうだが、参拝客を取り込むユニークなアレンジは必要。今後も世代に合った神社のありかたを提示していきたい」と話す。
自身も身につけている巫女(みこ)の川崎さんは「身に着けていることによって脚に意識が行く。着ける前に比べたら脚がきれいになったかも」と笑う。
お守りは3種類あり、初穂料はそれぞれ一つ500円。