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青戸でごみ拾いイベント「Kizuku」 片足のスキーヤー三澤拓さん参加

「Kizukuプロジェクト」イベント参加者(前列一番右が三澤拓さん)

「Kizukuプロジェクト」イベント参加者(前列一番右が三澤拓さん)

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 ごみ拾いイベント「第3回Kizukuプロジェクト」が8月3日、青戸平和公園(葛飾区青戸4)で行われた。

子どもたちに特別授業を行う三澤拓さん

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 「子どもたちの自己成長を育む清掃教育」をコンセプトに活動する同プロジェクト。今回はパラアルペンスキーヤーで、5大会連続でパラリンピックの日本代表になった三澤拓(ひらく)さんがゲスト参加し、子どもたちに特別授業を行った。

 三澤さんは6歳の時に交通事故で左脚の太ももから下を失って以来、義足のスキー選手として自身の夢を実現してきた経験から、子どもたちに、「どのようなことでも行動することの大切さ」「スキー場でのごみ拾い活動」の話をした。参加した子どもたちに自身の義足に触れてもらうなどの体験も行った。参加した小学1年の男児は「三澤さんのような、片足で生活をしている人に初めて会った。自分たちに両手、両足があるということは当たり前のことではない」と感想を話した。

 三澤さんは子どもたちと一緒にごみ拾いにも参加。同プロジェクトの会長で、三澤さんの友人でもある光永ビルサービス(青戸6)の大塚耕一社長は「夏空の下、日差しに負けず目を輝かせてごみを探す子どもたちと、その勢いに引っ張られてごみを探す大人たち。この活動を通じて、地域の大人が地域の子どもたちを育てる環境や人間関係を作る一助になっていけるのではないかと感じる機会になった」と振り返る。

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