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亀有に「こち亀記念館」 原作者・秋本治さん「201巻全て詰まった場所」

(左から)司会のキクチウソツカナイ。さん、麒麟・川島さん、秋本治さん、インポッシブル・ひるちゃんさん、マヂカルラブリー・野田クリスタルさん

(左から)司会のキクチウソツカナイ。さん、麒麟・川島さん、秋本治さん、インポッシブル・ひるちゃんさん、マヂカルラブリー・野田クリスタルさん

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 「こち亀記念館」(葛飾区亀有3)が3月22日、葛飾・亀有にオープンした。

「こち亀記念館」開館記念式典で行われた鏡開き

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 同施設は、漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所(通称=こち亀)」の主人公・両津勘吉が、自身の勤務する派出所の上に自分の記念館を設立したというストーリーで誕生した5階建ての観光施設。亀有駅から徒歩3分の場所にあり、複製原画ギャラリーや作品を再現した展示物、作品内のエピソードをモチーフとした体験型コンテンツなどを通じて「こち亀」の世界観を楽しめる。

 オープンに先駆け、13日には青木克德葛飾区長とこち亀の原作者・秋本治さんよる合同記者会見が開かれた。オープンを間近に控え、秋本さんは「最初に図面を見たとき、スタッフの方へ『これは本当に建築できますか』と聞いたら、『両さんが企画したから大丈夫』と返答があった。201巻の全てが詰まっており、『こち亀』を知らない子どもからおじいちゃんまで誰でも楽しめる内容になっている。記念館を見て作品を楽しんでもらった後は、下町情緒が残る亀有の街も楽しんでもらいたい」と呼びかけた。

 青木区長は「2016(平成28)年に40年続いた作品の連載が終わったが、その後もいろいろな形で多くの皆さんに楽しんでもらっている。これからも亀有の街が両さんと共に発展するように進めていきたい」と話した。

 22日には開館記念式典と開館記念イベントとして「秋本治先生×こち亀大好き芸人トークショー」が開催された。イベントには、お笑いコンビ「麒麟」の川島明さん、「マヂカルラブリー」の野田クリスタルさん、「インポッシブル」のひるちゃんさんが参加。それぞれ、最も印象に残る「こち亀」のエピソードを披露するなどして、会場を沸かせた。

 秋本さんは「ライバルは浅草の花やしき。記念館は今日生まれたばかりだが、来年春には来館15万人を目指して頑張っていきたい。もし15万人を達成できたら、屋上に大観覧車を作りたい。両さんだったら作るかもしれない」と話す。

 開館時間は10時~18時。第3火曜休館。入館料は、一般・大人=700円、一般・子ども(小・中学生)=300円、葛飾区民・大人=500円、葛飾区民・子ども(小・中学生)=100円、未就学児は共に無料。葛飾区民は、区内在勤、区内在学の人を含む。公式サイトから予約可能。

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