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南葛SCがホーム奥戸で競り勝つ 大前選手が劇的オーバーヘッドキック

オーバーヘッドキックを放つ大前元紀選手 ©南葛SC

オーバーヘッドキックを放つ大前元紀選手 ©南葛SC

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 関東サッカーリーグ1部第11節、南葛SC対ジョイフル本田つくばFC(以下、つくばFC)の試合が7月19日、奥戸総合スポーツセンター(葛飾区奥戸7)陸上競技場で行われ、南葛SCが4-3で勝利した。

「南葛SC」スターティングメンバー

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 首位・東京ユナイテッドFCを勝ち点1差で追いかける2位・南葛SCにとって、優勝戦線に踏みとどまるためにも絶対に落とせない重要なホーム3連戦。その2試合目となるこの日、スタンドには多くのファンが駆けつけた。

 試合は序盤から互いに譲らぬ展開となった。先に試合を動かしたのはつくばFC。前半10分、右サイドから、マイナスの折り返しを中央で受けたFW堀下勇輝選手がゴール右隅へ冷静に流し込み、先制点を奪った。

 南葛SCもすぐに反撃。17分、右サイドからMF佐々木達也選手が,ドリブルで仕掛け、ゴール前の密集地帯をかいくぐるような低いクロスを送ると、ファーサイドで待ち構えていたDF牛田大華選手が右足で合わせ、1-1の同点に戻した。

 さらに27分には、相手DFのバックパスを見逃さなかったFW木下慎之輔選手がボールを奪い、巧みにDFをかわしてシュート。冷静にゴール左へ流し込み、南葛SCが逆転に成功する。これで勢いに乗るかと思われたが、直後の38分と43分、立て続けに失点。2-3と、まさかの再逆転を許す。

 だが、およそ1カ月ぶりに葛飾へ戻ってのホーム戦。スタンドからの大きな声援に後押しされた南葛SCは、見事にその声援に応えた。前半アディショナルタイム、FW佐々木達也選手のフリーキックに、キャプテンのDF柳裕元選手が頭で合わせ、ゴールネットを揺らす。南葛SCが3-3の同点に追いつき、後半へと折り返す。

 後半は南葛SCが主導権を握り、何度も決定機をつくる展開に。しかし、相手の粘り強い守備の前になかなか得点を奪うことができない。後半34分、均衡を破るべく、風間八宏監督は、FW大前元紀選手を投入。清水エスパルスや大宮アルディージャなどで活躍したベテランストライカーは見事その期待に応える。試合終了間際のアディショナルタイム、DF長嶋武選手の右サイドからのクロスに、大前選手がゴール前でオーバーヘッドキックを放つ。キャプテン翼の主人公・大空翼さながらのスーパーゴールでネットを揺らし、南葛SCが劇的な勝ち越し点を奪い、そのまま勝利を手にした。

 この勝利により南葛SCは一時首位に浮上したが、東京ユナイテッドFCが同節勝利したため、2位で第11節を終えた。次節は、ホーム3連戦の締めくくりで、リーグ中断前最後の試合となる7月26日、奥戸総合スポーツセンターで「日本大学N.」を迎える。

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