ミュージシャンの洋一郎さんが歌う、葛飾区を題材とした新曲「東京は葛飾の青い空」のCDが8月5日、全国で発売される。
同曲は、3月に行われた「葛飾バンドフェスティバル」(NPO法人かつしか若手産業人会主催)でグランプリを獲得したもの。同会は今年で10回目となり、それを記念して「地域活性化ソング」の募集を行った。同会副会長の高田照和さんは「毎年イベントを行っていたが、イベントが終わると活動が終了というパターンが多かった。今回は10回目を記念して、音楽で葛飾地域を盛り上げる活動につなげようと考えた」と話す。
洋一郎さんは北陸出身で、東京音楽大学を卒業。20歳のときにシンガーソングライターを目指し、活動を始める。現在は千葉県浦安市や葛飾区を中心にライブ活動や作曲活動を行っている。葛飾区について、洋一郎さんは「男はつらいよを家族で見るほどのファンで、上京して実際の葛飾を見たときに風景だけでなく、人に感動した」と振り返る。
同曲では葛飾区内の名所について触れている。この点については、「この感動や素晴らしさを伝えたくて今回の曲を作曲した。作曲した後にこのイベントを知り、応募した。この曲を通じて葛飾の素晴らしさや自分が受けた感動をより他の地域の人に伝えたい」と話す。
葛飾総合高校の生徒がジャケットを手がけた同CDは、地元コミュニティーFM局や地元企業が支援していく予定。「全国にCDを流通することによって、葛飾の良さが入ったこの曲を多くの人に知ってもらいたい」(同)と期待を込める。
価格は1,050円。現在地元CDショップをはじめ、全国のCDショップで予約を受け付けている。