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葛飾・白鳥に「ちいき食堂しま」 シニア層のつながりと居場所作り目指す

チラシを持つ鷹野原美奈さんと来店者

チラシを持つ鷹野原美奈さんと来店者

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 シニア対象の食堂「ちいき食堂しま」(葛飾区白鳥4)が7月20日、葛飾・白鳥で営業を始めた。

「ちいき食堂しま」企画・運営者の鷹野原美奈さん

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 NPO法人「パルシック」(千代田区)が運営するコミュニティーカフェ「みんかふぇ」で、月1回のペースで営業する同食堂。シニア対象の食堂だが、誰でも利用できる。

 企画・運営者の鷹野原美奈さんは「自分自身が50代後半のシニアで、現在、非正規で働いている女性単身者。将来に不安を感じているが、自分と同じように不安を抱えている人たちのために、シニア層の居場所を作り、皆さんがつながりを持てるような場所を作りたかった。特に今は、物価高騰の中、年金生活者の日々の食事を心配している」とオープンの経緯を話す。

 メニューは毎月変わり、営業初日は「彩り冷やしうどん(一口おにぎりまたは小鉢付き)」(500円)を提供。8月3日には2回目の営業があり、夏野菜と豚肉をみそで炒めた「信州郷土料理 油みそ(ご飯、みそ汁、小鉢付き)」(500円)が提供され、区内で栽培された採れたての「葛飾元気野菜」を使うなど、栄養のバランスを考えながらメニューを作っているという。

 鷹野原さんは「オープンまでに、たくさんの方のサポートがあり実現できた。皆さんに感謝したい。ぜひ多くの人に来店してもらって恩返しできれば」と言い、今後については、「元気なシニア層も増えているので、皆さんのこれまでの経験を生かして、新たな活動を行っていきたい」と意気込む。

 次回営業は9月7日の11時~14時を予定する。

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