ラーメン店「ラーメンとなり」(葛飾区高砂3)が葛飾・高砂にオープンして、11月20日で2カ月がたった。
店主の金井進一さんは、両親兄弟が葛飾区ですし店を営む、すし一筋の家庭に育ち、大学卒業後は大手すしチェーン店や都内のすし店で修業した後、マレーシアの日本食チェーン店「SUSHI KING」に勤務。帰国後は、葛飾区高砂で自身の名前「進一」を由来としたすし店「寿司(すし)ダイニングすすむ」をオープンした。
今回、同店隣に「ラーメンとなり」をオープンしたことについて、「マレーシアでラーメン事業を立ち上げた経験をきっかけに、次はラーメン店を出したいという気持ちが生まれ、今回のオープンにつながった」と金井さん。
店内はカウンター5席とテーブル8席。メニューは「正油(しょうゆ)ラーメン」(950円)、「特製正油ラーメン」(1,350円)、「海鮮塩ラーメン」(1,050円)、「素ラーメン」(550円)、トッピングには、「三元豚チャーシュー」(450円)、「ねぎ」「三陸わかめ」(以上150円)を提供。「ミニ海鮮丼」(800円)、「ミニチャーシュー丼」(600円)もそろえる。
金井さんの「お薦め」メニューは「正油ラーメン」。スープは煮干し、昆布、カツオ、干しシイタケの4種から「丁寧にだしを取ったあっさりした味わい」が特徴だという。麺は細麺で、金井さんが30種類以上を試食した中で、「最もスープと相性の良いもの」を選んだ。「バラ肉と、脂の少ない腕肉を混ぜ、誰でも食べやすい炙(あぶ)りチャーシューが、香ばしさでスープを引き立てる」という。ラーメンのほか、サーモンやエビ、ねぎとろなどをふんだんに盛り付けた「ミニ海鮮丼」も「お薦め」と話す。
金井さんは「今のところ、お客さまの8割がすし店には来たことがない人。ラーメンと一緒に海鮮丼を食べて、次はすし店に行ってみようと思ってもらえれば」と言い、今後については、「地域の人に日常的に使ってもらえる店にしたい。つけ麺やそばなど、麺のメニューを増やすとともに、すしや刺し身を提供して、すしとラーメン両方の魅力を伝えていきたい」と意気込む。
営業時間は、11時~14時、18時30分~21時。月曜定休。