イベント「剰余の余白~『ものづくり』の文化と東京下町の生活史」第3期のワークショップ「味覚の過去」が4月25日、旧小林薬局(葛飾区立石1)で行われる。主催は、地域のリサーチに基づき、「ものづくり」「日々の労働」「都市の記憶」をテーマにしたサイト・スペシフィック(場所固有)なアートパフォーマンスを行う「igkas(イグカス) project」。
1月下旬から行われた第1期、第2期では、国内外の現代アーティストが、立石や四つ木、柴又、金町、亀有などのエリアで実際にまち歩きを行い、町工場などで「ものづくり」に携わる従業員など「人」にフォーカスし、感じたことを自由にパフォーマンスし表現した。
第3期は、葛飾在住の人たちが主体となり、「味」にフォーカスしたワークショップを行う。当日は、地域の人たちが会場で実際に昔からなじみのある料理を作り、その「味」についての思い出を語る。
同プロジェクト代表で、歴史学などを専攻する一橋大学・専任講師の牧田義也さんは「『味』は、言葉では伝えづらいものだが、過去の生活や出来事を呼び覚ますトリガーになる。『あのときはこうだった』というように、過去に出合った「味」をきっかけに、歴史にアプローチしていければ」と話す。
ワークショップに先立って、地域の人たちに記憶に残る昔の「味」を自由に書いてもらうため、旧小林薬局にホワイトボードを設置したところ、数日で思い出の「味」でいっぱいになった。
開催時間は13時~17時。24日~26日は同会場で、第1期・第2期の様子やワークショップの準備風景などの映像展示も行う。共に参加無料。