京成電鉄(墨田区TEL 03-3621-2242)では7月1日から、映画「男はつらいよ」のシリーズ40周年を記念したラッピング電車を運行している。
運行区間は、映画の舞台になっている柴又駅を走る京成金町線(金町~高砂間)を中心とした京成線全線。車両には寅さんのスナップ写真を車両外側にモノトーンで塗装。柴又だけでなく多くの地域で乗客を楽しませている。
今年はシリーズ開始から40周年にあたり、今回のラッピング車両は、シリーズ1作目から製作協力を行ってきた京成電鉄、配給先の松竹、地元自治体の葛飾区の3団体が協力して地域の活性化を狙ったもの。
外装のラッピングのほかにも14日から映画シリーズ1作目の封切り日にあたる27日までは、中づりなどの車内広告のラッピング電車も運行される。
「男はつらいよ」は1968(昭和43)年に全26話のテレビシリーズとして放映された後、1969年に映画化。1996(平成7)年までの間に全48作品が上映された。
京成電鉄では「乗車客はもちろん、沿線で見かける住民にも見てもらい、地元葛飾の魅力をよりピーアールしていきたい」と話す。
ラッピング電車の運行は9月17日まで。