亀有公園(葛飾区亀有5)で11月14日、「両さんベーゴマ大会」が開催された。
同大会は今年で3回目。大会は、先着500人に配られるベーゴマで予選などを勝ち進み、優勝者を決める。今回も、子どもだけでなくベーゴマ愛好家など多くの世代が集まった。
当日は強風と雨で開催が危ぶまれたが、今年も区内外から多くの参加者が集まり、ベーゴマの配布は予定以上に早く1時間程度で終了した。惜しくも参加できなかった南水元の主婦は「雨が降っていたので参加者が少ないと思って余裕でやってきた。来年はもっと早く参加するようにしたい」と悔しさをにじませた。
同大会ではベーゴマのほかにメンコや地元ゲームパークなどの割引チケットも配布。中には今回初めてとなる「両さんまゆげシール」も配布した。午前中の予選会では多くの参加者が「まゆげシール」をつけて大会に挑んだ。
午後の決勝トーナメントで勝ち残り、優勝したのは板橋区の岩元勝秀さん(40)。岩元さんは「子どものころにベーゴマを行っていた経験があり、懐かしくなりここ5年ほどベーゴマサークルに通っていた。決勝トーナメントには進出したいとは思っていたが、まさか自分が優勝するとは」と驚きの表情をみせた。優勝賞品の特製ベーゴマとディズニーリゾートのペアチケットを見て、「(ベーゴマは)大事に飾っておくが、(チケットは)誰と使うか考え中」と笑う。
大会を主催する亀有地区商店街競技会の仲林和夫さんは「今年はドラマ化などもあり、全国の多くの人が亀有に注目してくれた。今後もこのような大会を通してより亀有の存在をアピールしたい」と話す。