亀有香取神社例大祭に「両さんみこし」-ドラマ効果で地域活性化に期待

撮影のために特別に作られたみこしと法被。みこしの「亀派」は「亀有公園前派出所」の略とみられる。

撮影のために特別に作られたみこしと法被。みこしの「亀派」は「亀有公園前派出所」の略とみられる。

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 亀有にある亀有香取神社(葛飾区亀有3)で行われる例大祭(9月19日・20日)で、ドラマ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」で使われた「両さんみこし」が展示されることがわかった。

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 同祭は、毎年9月に行われる亀有地区で1番の規模を有するイベント。同祭では各町会がそれぞれのみこしを担いで町内を巡航する。

 同祭の見どころは2日目の宮入り。各町会のみこしが一堂に集まり、都道318号線(環状7号線)を渡って同神社に入り同祭のクライマックスを迎える。地元関係者の多くは「この季節になると気持ちがそわそわする。亀有地区の住人のメーンイベント」と話す。

 今年はドラマ「こちら葛飾区亀有公園前」のロケ地ともなった同神社。宮司の唐松範夫さんは「テレビでは低視聴率と言われていたが、夏休みは多くの参拝客がやって来た。これだけこの地域が注目されたのは初めて」と感想を明かす。

 今回貸与されたみこしは、ドラマ1話で「みこしキャノンボール」のシーンで両さんこと香取慎吾さんが実際に担いでいたもの。みこしは1辺約1メートルほどの立方体で、素材はプラスチックなど。重さは大人2人で担げるほど軽量化されており、「通常のみこしの10分の1程度なのでは」(唐松さん)。

 同祭期間中、本社みこしが格納されている倉庫に置かれ、誰でも見学することができる。同番組を制作しているTBSが「ロケに協力してくれた地域に少しでも恩返しと協力ができれば」と展示が実現したもので、香取さんが実際に着用した法被も展示する。みこしの展示については撮影などの制限もないため、「この機会に家族連れで記念撮影なども行ってほしい」と唐松さん。

 さらに、「亀有が盛り上がるお祭りに、この機会を通して他の地域の人も足を運んでほしい。漫画やドラマに描かれていない亀有を発見するのにはいいチャンス」とドラマを通した地域活性化に期待を寄せる。

 翌21日に開催される「亀有3丁目植樹奉納音楽祭」でも、同みこしと法被を展示する予定。

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