葛飾区で「緑のカーテン」の輪が広がりを見せている。
「緑のカーテン」とは、葉を生い茂らせて壁面に直射する日光を遮断するの。緑のカーテンを作ることによって太陽熱を和らげ、植物の蒸散作用により葉っぱの周囲の温度を下げる効果や、二酸化炭素の排出を減らす効果にも期待できる。
同企画は区の環境課緑化推進係の呼びかけによるもので、区の各施設のほかにも、5月に各地区のセンターでゴーヤの育て方についての講習会を開き、参加者にはゴーヤの苗木を提供。その後、区内の各家庭・施設で育てられているもの。5月の講習会で計300人以上の参加者を集めた。奥戸・東四つ木・堀切・金町の地区センターでは現在も栽培が行われている。
参加者にはアンケートや成長記録を報告してもらい、7月の区の広報誌「広報かつしか」で発表。同時に区役所屋上と2階で育成していたゴーヤの様子も公開した。
ゴーヤを選んだ理由について、同係の島田さんは「ゴーヤの成長はとても早く、また害虫などが付きにくい性質をしている。緑のカーテンとして育てやすく、手間が掛からない。またゴーヤは食用としても適しており、収穫の楽しみが育てる楽しみにつながる」と話す。