ジャズピアニスト、秋吉敏子さんのトリオライブが7月26日、亀有のイタリアンレストラン「JAZZ38」(葛飾区亀有3)で開催された。
秋吉さんは、1946年より九州の駐留軍クラブでジャズ演奏を始め、その後上京。51年に渡辺貞夫さんを加え「コージー・カルテット」を結成。その後56年に渡米し、活動の場を米国へと移す。代表作の「孤軍」(74年)「インサイツ」(76年)はモダン・ジャズの金字塔として世界中で評価されている。1999年日本人で初めて「国際ジャズ名声の殿堂(International Jazz Hall of Fame)」入りを果たす。ミュージシャンで女優のMONDAY満ちるさんの母としても知られる。
当日は、前にチケットを購入した観客150人が会場を埋め尽くした。
ライブでは、マークテイラーさん(ドラム)、ポールギルさん(ベース)でトリオを構成。スタンダードナンバーからオリジナルまで、観客の耳を3時間にわたって堪能させた。観客は40~50代のJAZZ愛好家が多く、中には若い20代の女性の姿も。
同店オーナーシェフの早井さんは「今回は多くの観客が来てくれた。通常もライブやセッションが行われているので気軽に立ち寄ってほしい。今回をきっかけでジャズに興味を持ってくれれば」と話した。
JAZZ38は金町のジャズ喫茶から始まったイタリアンレストラン。コース料理などを提供する。9月にはリニューアルオープンを予定。