亀有でも降雪を観測-「こち亀」両さん像にも積雪

亀有駅北口の両さん像は降雪の中、家路につく会社員たちを手を挙げて出迎えている。

亀有駅北口の両さん像は降雪の中、家路につく会社員たちを手を挙げて出迎えている。

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 東京地方上空に寒気と南海上の低気圧が通過した影響で、2月1日夕方から2日未明に掛けて亀有地区でも降雪があり、各地に影響をもたらした。

南口のお祭り両さん像にも「積雪」が(関連画像)

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 亀有地区では18時前後から降り始めた雪は、翌日0時ごろにピークを迎え、明け方までの積雪は3センチほどになった。

 交通の影響はほとんどなく、亀有警察署管内では人身事故4件と物損事故9件の報告があったのみ。いずれも降雪による影響はなく、警察関係者は「運転手の確認ミスによるものが多かった。降雪時に限らず常日ごろから注意してほしい」と呼びかける。金町消防署では、転倒によるけがなど、積雪に関係する救急要請が4件あった。

 この日は昼からの天気予報を通じてダイヤの乱れを予想して家路を急ぐ会社員が多く、飲食店は閑散としていた。亀有の飲食店の中には早じまいをする店も。亀有にほど近いタイヤ店「ミスタータイヤマン東和店」(足立区東和3)では、16時前からスタッドレスタイヤの履き替えや、タイヤチェーンを買い求める客が後を絶たず、閉店時間を2時間延長し22時ごろまで対応に追われた。

 日付が変わった2日0時ごろには、タクシーの乗車を待つ客に行列ができた。駅前に設置されている両さん像は頭部に雪が積もりながらも、帰宅する会社員を励まし続けていた。駅前で並ぶ50代のタクシー運転手は「先ほどまで都心で乗車待ちをしていたが、どこも閑散としていて亀有のほうがにぎやかな印象。それでも平日の乗降客数と比べるととても静か」と話す。

 明朝の亀有地区は快晴で、わずかな積雪もほとんどが溶けてしまい、下校途中の小学生は「せっかく雪で遊ぼうと思ったのに残念。次はもっと降ってほしい」と話していた。

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