足立区、イメージ向上のため部署新設へ-民間から「セールスマン」公募

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 足立区は区が抱えているマイナスイメージを払しょくしイメージ向上を図る部署を新設する。

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 同区は「治安が悪い」「交通が不便」などマイナスイメージがあり、区が昨年9月に行ったアンケートでも「区のイメージ」についての回答が「公園が多い」(31,7%)と並び「治安が悪い」も同率トップに。同区では区のイメージアップが急務とされている。

 同区政策課の渡辺係長は「ここ数年、つくばエキスプレスや舎人ライナーなどの開通により交通の便は向上した。治安も向上しているが、区内外からのイメージは依然悪い印象を持っている。旧来からあるイメージを払しょくして、新しい足立区のイメージをアピールするのが課題」と話す。

 こうした印象を区内外にアピールするために来年度から区は「シティプロモーション課」を新設することに決めた。区の広報課と異なるのは「区の情報を周知させるのが広報課。シティプロモーション課は、戦略的に宣伝・広報を行うことで区のイメージを向上させるのが目的。区をアピールする『セールスマン』的な部署」(同)と区別する。

 同課では、課長1人と「シティセールス係」係長を民間から採用する予定。民間人の登用について、渡辺係長は「行政職員のアイデアには限界がある。宣伝・広報の経験がある柔軟な人材を採用したい」とし、民間で宣伝や広報活動を経験した人材を広く募集する。任期は2年の予定で、3月上旬から区報や区のホームページで公募する。登用された人材は5月1日から登庁する予定。

 足立区出身の30代の男性は「外に自分が足立区在住と言うと、暗いニュースばかりが話題に上がり、正直恥ずかしい思いもあった。こういう取り組みによって、足立区がより盛り上がるのはいいこと。官民が一体となって盛り上がってくれれば」と期待を寄せる。

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