亀有のすし店「えぞかっぱ巻き」に新メニュー-根ワサビ5倍の激辛に

えぞかっぱ巻き1本と店主の岡部さん。見た目はソフトだが突き抜ける刺激が特徴的。

えぞかっぱ巻き1本と店主の岡部さん。見た目はソフトだが突き抜ける刺激が特徴的。

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 亀有のすし店「太助寿司」(葛飾区亀有3、TEL 03-3603-9262)が提供している「5倍えぞかっぱ巻き」が常連の人気を集めている。

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 同店は亀有で30年近く営業を続ける老舗。今年1月に引退した店主の故郷が北海道ということもあり、北海道産の魚介類を多く取り扱う同店。看板メニューは「えぞかっぱ巻き」(380円)。北海道地方で野生化している根ワサビ(山ワサビ)を取り寄せ、千切りしたキュウリと一緒に巻く。通常の本ワサビと異なり、辛みが強く、鼻に突き抜ける刺激が特徴だ。

 この看板メニューをさらに強化した「5倍えぞかっぱ巻き」は、根ワサビを通常の量の5倍使う。ワサビは空気に触れることによって刺激が強くなるため、新メニューは根ワサビの刺激を楽しんでもらうため、注文が出てきてから根ワサビをすり始める。価格は380円。

 「さらに刺激を求める常連からの要望に応えたもので、相当の辛いものが好きでないと厳しいのでは」と同店2代目店主の岡部正郎さん。刺激の強いえぞかっぱ巻きは、店内で別名「涙の1本」と称されることもあり、「5倍の刺激があれば『号泣の1本』と言われるのでは」と笑う。

 「5倍以上」については、「お客さんの要望にはできるだけ応えたいが、スタッフ全員と試したが5倍程度が限度と考えている。これ以上のチャレンジについては保証できない」と話す。

 食事の一品としてでなく、酒のつまみとして利用する客が多い同メニュー。「ワサビの爽快(そうかい)感と刺激が次の1杯を運んでくれる。冷えた日本酒も用意しているのでぜひ試してほしい。今後とも常連客とのコミュニケーションをとりながら、来店客に愛されるようなメニューを作りたい」とも。

 営業時間は、平日=11時30分~14時・17時~23時、土曜・日曜・祝日=11時30分~23時。木曜定休。

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