タカラトミー(葛飾区立石7)は9月20日、「コマツ対人地雷除去機 D85MS」の販売を開始した。
同社の「トミカ」ラインアップに加わった「D85MS」は、コマツ(港区)が開発製造した車両がベースとなっており、実車両は昨年9月からアフガニスタンで地雷除去活動で使用されているもの。
両社は売り上げの一部を販売個数に応じてNPO法人日本地雷処理を支援する会(JMAS)に寄付し、対人地雷の被害に苦しむ地域の復興支援活動に充てる。
寄付の割合は同率で、タカラトミーの売り上げと、コマツがタカラトミーから受け取るライセンス料から、それぞれ5円ずつ支払われる。
寄付の対象地域はアンゴラおよびカンボジアで、寄付内容はコマツが対人地雷除去機の補助部品など、タカラトミーは文具や学校備品など子どもの教育現場で使用されるものを予定している。
タカラトミー広報の佐伯さんは「自分もこの商品の企画が上がるまで地雷除去機の存在を知らなかった。この商品を通して子どもたちにも地雷の存在や、平和の大事さを知ってもらえれば」と今回の企画の目的を話す。
価格は378円。