亀有公園(葛飾区亀有3)で2月26日・27日、「亀有わんぱく雪まつり」が開催された。
同公園はJR常磐線亀有駅北口からすぐの場所にあり、漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」のモデルともなった公園。開催数日前まで、今年夏公開予定の「こち亀 THE MOVIE 勝鬨橋を封鎖せよ!(仮)」の撮影も行われていた。
同イベントは今年で6回目。前日に新潟県六日町(現在は新潟県南魚沼市)から運び込んだ10トントラック3台分に及ぶ雪が、イベントの目玉となる雪の滑り台や、地元小中学校の児童・生徒が制作する雪像に姿を変え、来場者の準備に備えた。
当日は好天に恵まれ、多くの来場者が訪れ会場を埋め尽くした。特設ステージでは、地元小中学校の太鼓クラブや、吹奏楽部による演奏なども行われ、雪の滑り台の横には大道芸人も登場。バルーンアートを披露するなど、滑り台の順番待ちをしている子どもたちを飽きさせない工夫もみられた。
会場には金魚すくいやヨーヨー釣りなど、地元商店街の模擬店のほか、コシヒカリや地酒、みそ漬けなど六日町の特産品のほか、雪とともに運ばれてきた六日町の温泉で足湯を楽しめるスペースも登場。家族連れなど多くの来場者が利用した。
NPO法人六日町観光協会の発地信博会長は「お互いの地域のイベントや祭りに協力し合えるのは素晴らしいこと。これからも続けていきたい」と話す。今年8月には亀有の小学3年生以上の子ども40人を六日町に招待するイベントも予定しており、亀有との今後の交流に期待を寄せる。