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葛飾で「震災井戸端会議」-被災者の声を聞く

スタッフが被災地に出向いた際の写真をもとにして作成した告知用チラシから

スタッフが被災地に出向いた際の写真をもとにして作成した告知用チラシから

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 葛飾区市民活動支援センター(葛飾区立石3)で8月6日、シンポジウム「震災から再生へ~愛と希望の井戸端会議」が開催される。

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 同企画は東北で被災した人や、震災後にボランティア活動を向かった人たち4人が、震災前や震災の瞬間、避難先出の生活や今後について、テーブルを囲みトークを展開する。

 企画を担当した山崎まどかさんは「シンポジウムという言葉は堅いイメージがあり、その場の雰囲気が伝わらない。昔からこの地域であった情報共有する『井戸端会議』というスタイルにしたかった」と話す。そのため従来のシンポジウムとは異なり、壇上に座ってパネリストが話すものでなく、ホールの円テーブルをいくつか数珠つながりで会話を進めていく。当日はパネリストや司会者を超えて、参加者の会話も参考にして進めていく。

 イベントでは実際の被災者が現状の生活について語る場面も。被災者を招いたことについて、「断られるのではないかと心配したが、どの人も快諾してくれた。彼らが体験した被災地の現状、生活の状況など語りたい部分があるのかもしれない。それぞれの人の時系列に沿って話していきたい」と山崎さん。

 当日は震災前から今後について時系列に沿って会話を展開していく予定。8月6日に企画を設定したのも、山崎さんは「広島の原爆に合わせて企画を設定した。時系列に沿って行うのは、時間の風化による意識の低下を妨げるためと考えている。時間を共有して、今後の問題を一緒に考えていける場にしたい」とも。

 今後について、山崎さんは「葛飾区内でも震災などを体験した人が多く存在し、それに対する対策を行っている人も多い。この井戸端会議を通して、行動やコミュニティーに参加するきっかけになれば」と話す。

 開催時間は13時30分~17時30分。参加無料。問い合わせは市民活動支援センター(TEL 03-3694-7710)まで。

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