7月30日に放映された「出没!アド街ック天国」(テレビ東京)の金町特集で「金町ゴールデンハイボール」が紹介され、話題になっている。
同番組で紹介されたハイボールは、ショウガ味の焼酎である「トライアングルジンジャー」(サッポロビール)とジンジャーエールを混ぜたもの。開発に関して、サッポロビールの高久広治さんは「ジンジャーエールの金色と金町の地名を合わせた商品。くらやさんの提案がきっかけで金町の店舗で販売している」と話す。
同商品を開発し、呼び掛けた焼き鳥店「くらや」(葛飾区東金町1)店主の倉田康平さんは目的について「古くからある店と新しい店との交流が少なく盛り上がりに欠けていた。今回は幅広く使えるアイテムで街全体をアピールしたいと考えた」と話す。
宣伝やポスターなどは高久さんが担当し、倉田さんも近隣の知り合いの店に参加を呼び掛けた。昨年8月に開始したメニューは次第に参加店が増え、現在はバーやそば店など10店舗が取り扱うまでになった。今回のテレビ出演によって「撮影時から声を掛けてくれる常連客も多かった。放映から1週間だがゴールデンハイボール目当てに来てくれる来店客もいる」(倉田さん)と、その効果について話す。
今回の企画について、倉田さんは「地域イベントを持ち出しで大掛かりで行うのも大事だが、継続的にかつ多くの共感してくれるメンバーで行うのが大事。そのためには負担を少なくし、気軽に集まることができるものが必要。その気持が集まった人たちが、今後集まって街の活性化を考える機会を設ければいい。今回の企画はそのような交流などを含めたスタートの企画。今後も賛同してくれる人たちと継続的に増やし、アド街のようなチャンスが回ってくる機会を増やしたい」と意気込む。
高久さんも「商品の宣伝だけでなく、このような気持ちを持っている人たちを通して地域の活性化をお手伝いしたい。継続的にできる企画などもサポートしたい」とも。