麻生太郎首相は11月8日、亀有の商店街を視察した。麻生首相は午前10時から行われた「少年両さん銅像除幕式」に参加し、その後2時間ほど亀有の街を視察した。
首相は式の後、仲町通り商店街の創業71年の青果店、伊藤商店を視察。店主の伊藤さんと野菜の物価などについて会話を交わした。また、せんべいの製造・販売を行っている森田屋ではポケットマネーでせんべいを購入し、その場でほお張った。
その後、ラッピングバス出発式やベーゴマ大会にも参加。首相も参加し、子どもたちとベーゴマの遊戯台樽を囲んだ。居合わせた少年たちとのベーゴマ勝負では、はじき返され素直に負けを認める一場面も。会場では販売されたホットドッグや綿あめなどを買い求め、亀有の祭りと下町商店の現状を視察。視察中も多くの住民に声を掛けられ、握手の求めに笑顔で対応した。
最後に葛飾伊勢屋で地元商店街の若者たちと昼食をとった。麻生首相は餅入りらーめん(630円)と焼団子(100円)を食べ、焼団子の味について「下町らしくていい。特にタレがうまい」と下町の味を楽しんだ。
食事中、商店街の実情や、区内に3,000の町工場が存在するという葛飾区の特徴などを聞き、「もっとアピールできる方法が必要だ」と話し、アニメキャラの商品化や銅像設置などの活性化策について「人を動かすことによって商店の活気も変わってくる。今回はそのためのアイデアが素晴らしかった」と取り組みをたたえた。