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足立の銭湯で音楽演奏会-湯船に漬かりながら風呂おけなどで演奏

湯船でしぶきを上げながら音楽を楽しむ参加者たち

湯船でしぶきを上げながら音楽を楽しむ参加者たち

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 銭湯「タカラ湯」(足立区千住元町)で1月29日、「風呂フェッショナル お風呂の音楽体験会」が開催された。

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 同イベントは、3月17日に音楽家・野村誠さんが「ふろデュース」して開催される「風呂フェッショナルなコンサート」に向けたプレイベント。当日は事前に申し込みのあった男女約30人が参加した。

 親子連れを含めて集まった参加者たちは野村さんの指揮に従いながら、プラスチック製の風呂おけをたたいたり、お湯を流してみたり、手のひらでお湯をたたいたりするなどして、「かえるの合唱」などを演奏。会場では今年開催される「千住だじゃれ音楽祭」のテーマ曲である「「集まれ!風呂フェッショナル」」も合唱した。

 参加した目黒区在住の畑良太さんは「友人に誘われて来たが、もともと銭湯や温泉は好きで興味があった。次回も予定が合えばぜひ参加したい」と話す。

 タカラ湯の3代目主人・松本康一さんは「今まで絵画や写真展など、ロビーで行うイベントがあったが、湯船を使ったイベントは今回が初で正直びっくりした。銭湯は閉鎖的な空間と思われがちだが、この辺りは東京芸大や東京電機大学など最近大学の進出が多く、若い人の要請があれば今後も協力したい」と、銭湯を活用した企画に前向きな姿勢を見せる。

 主催するアートアクセスあだち事務局の三宅博子さんは「今回のような音楽・アートを通したイベントが今年は多く行われる予定。銭湯を使ったイベントは今回が初だが、3月には本番がある。区政80年で足立区が区外から注目を集めるよう、これからもメンバーを募集していきながら継続的に行っていきたい」と話す。

 現在、同イベント事務局では風呂場で歌う「千住混浴合唱団」と、手や発明した楽器で演奏する「千住風呂フェッショナルおけストラ」のメンバーを募集している。締め切りは2月14日。詳しくはホームページで確認できる。

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