葛飾区は2月8日に「平成24年度葛飾区予算案概要」を公開し、秋を目処に3種の「原動機付き自転車デザインナンバープレート(=ご当地ナンバープレート)」を導入することを発表した。
ご当地ナンバープレートは、区や市など自治体がゆかりのある物やご当地キャラクターなどをデザインすることが多い。全国では2007年に愛媛県松山市が導入したのをきっかけに現在96自治体が導入している。
今回葛飾区は今年で区政80周年を記念とした事業を企画。同企画を区政80周年の一環として導入を採用した。総務部税務課の川島伸二さんは「区内では年間約4000台の原付登録があり、区内でも多い自治体となる。今回は区民に葛飾の意識を高めてもらい、また区の観光資源のピーアールになれば」ときっかけを話す。
ナンバープレートには柴又の「寅さん」、区の花である「しょうぶ」、そして「キャプテン翼」の3案が採用された。
キャプテン翼を採用した理由について「原作者の高橋陽一さんが葛飾区の四つ木の出身で、区役所からも近い南葛飾高校の出身。キャプテン翼の舞台となった「南葛(なんかつ)」も出身校をモデルにしている部分から、葛飾の寅さん・両さんに次ぐキャラとして採用した」(川島さん)と話す。
現在は3案ともデザイン案の作成中で、寅さんプレートとキャプ翼プレートは秋までに1500枚ずつ、しょうぶは1000枚の計4000枚の制作を目指す。川島さんは「発表から1日経過し、担当部署にも1日20本近くの問い合わせが来ている。現在は検討中だが、新車登録だけでなく、希望があればナンバー交付できるようにしていきたい」とも。